猫とゆーれい

ジャンル:私

白濱亜嵐さんにオチました

  

 前エントリと似たタイトルでも内容は全然違っているのだけど、この3週間で何が起きたかはとりあえず下の画像で察してほしい。

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 順番に書いていこうと思う。まず、白濱亜嵐さんの顔にオチた私は、全く未知数の暗闇を手探りで進んでいくかのようにGENERATIONSについて調べ始めた。新しいものを好きになったときのこの感覚が久々で面白かった。何度経験しても、今まで知らなかったことが少しずつ知識やら感覚やらとして自分に積み重ねられていくのが楽しい。この手探りで調べる行為にはマニュアルというものが無いのも良い。詳しい知人が身近にいれば「とりあえずコレとコレ見とけ」って言ってくれるけど、そういうのが無く一人でわくわくしながらインターネットをさまようのも好きだ。

 話を戻す。とりあえずWikipediaで調べるところから始め、白濱さんがグループのリーダーということを知った。あと彼らの年齢。私自身と年代が丸かぶりで、同い年のメンバーもいた。次にSNSも見た。Twitterで「亜嵐 岡崎体育」と検索したら、白濱さんが岡崎体育さんのトレーナーアピールポーズを真似したことを皆さんが呟いていて勝手に嬉しくなった。見ているところは一緒らしい。グループ名を略すときは「GENE」と書くこともここで学んだ。Instagramのアカウントはとりあえず白濱さんだけフォローしておく。

 Twitterで「GENE高」というワードが頻出するので何のことやらと思ったら、AbemaTVで放送されている彼らの冠バラエティ番組なのだと知り、ダウンロード以来全く活用されていないAbemaアプリを起動することにした。番組は#34から見られたので、順番に視聴した。福島の女子高に行く続きもの。途中からだったのが残念だったけど、この番組との出会いが私にとって本当に良かったのだと思う。バラエティから入ったおかげで彼らに親しみを持つところから始められた。また、全員が出演するから個々が万遍なく目に入る(と言っても私の目はほぼ白濱さんを追うのだけど)。字幕がメンバーカラーだから憶えやすい。白濱さんの紫が意外でびっくりした。とまあ、そういう諸々は後述する。

 ちょっと冷静さを欠いていい? まずさあ、GENE高メインビジュアルで丸筒を持つ白濱さんの指が揃ってるの美しすぎじゃない? あとフラダンス部の部室入る前に白濱さんが言った楽しげな「フ〜ラダ〜ンス~♪」で身動きがとれなくなった。えっこの人こんな声可愛かったんか……(呆然)あまりの衝撃に動画の続きに進めず巻き戻したり悶えたりしてたら20分経ってた。怖い。忘れてたけど考えたら私この人の声聞くの初めてだったな彼パフォーマーであってボーカリストじゃないもんな最初に耳にした声がこんな優しくて可愛いんだどうしようヒエェって思ってたら全然最初じゃなかったので笑った。Mステで『Y.M.C.A.』のダンス説明してたの普通に聞いてたわ。

 とりあえずGENE高は何回分かを少しずつ追いながら見ている。一度に多量摂取すると刺激が強いので、休前日の夜など心臓に余裕があるときを選ばざるを得ない。この番組のおかげでメンバーのフルネームと年齢差、なんとなくの性格や関係性を憶えられた。地上波でも放送されていると知ってすぐに録画予約。ちょうど見られなかった、女子高に到着するところから放送されていてタイミングは良かったけど、地上波だとダイジェスト版なんですね。彼らが好みの服装の話とかするの面白かったから録画しておきたかったのにな。

 

 せっかくなので彼らの印象のビフォーアフターを残しておく(少ないいくつかを見ただけのふわっと印象なのでご容赦ください)。

 

片寄涼太さん

<Before>

  「GENEの顔人気は亜嵐くんか片寄くんで分かれるよね」と先輩が言っていた。細身で背が高い。ウインク絶対狙ってる。

<After>

  小学生男子のようなはしゃぎ方をする他メンバーと一緒に楽しみながらも、一歩引いたところで見守ってる感があり、年下ながら「お兄」と呼ばれているのにも納得。オフショルの服が苦手というのが私の中のGENERATIONSへのイメージを良い意味で裏切ってくれた。芸能界の中でのGENERATIONS、GENERATIONSの中での片寄涼太がどういったポジションを狙うべきかを考えているのが伝わってくるし、テレビで何が求められ何をするべきなのかきちんと計算しているのだと思う。ヴィトンのスマホカバー使っているのが印象的すぎる。似合う。

 

数原龍友さん

<Before>

 サングラスのいかついアンちゃん。ヤのつく自由業の方かな……?

<After>

 見た目は確かにちょっと怖いしデリカシーの無い発言も時々するけど、それ以上にメンバーや周囲をよく見ている愛の深い人なのだと思う。あと、歌声の印象が想像と違っていた。最初、片寄さんと数原さんの声を逆だと思っていた。片寄さんの歌声にはベビーフェイスの印象に反した色気ととろみがある一方、数原さんの歌声には優しさと爽やかさ、伸びがあり、普段話しているときの低音ボイスからは想像できないほど高音が綺麗。すごいなあ。GENE高で小森さんが漢字の読みを間違えたときすぐさま訂正するのも好き。そして筋肉やばい。腕の太さにびっくりした。私の太ももほどあるんじゃなかろうか。

 

小森隼さん

<Before>

 とても楽しそうにダンスを踊っている。舌出しがち。

<After>

 GENE高のMCを務めている頑張り屋さんなイメージ。それが向いているというより、どちらかというと、皆とフリーダムにじゃれたいのを抑えて番組を進めたり話を振ったりしているような気がしている。MCという意味では片寄さんと違った方面で彼らをまとめているけど、片寄さんは「お兄」でも、小森さんの場合なんとなく後輩ポジションにいる気がするのは気のせいだろうか。アー写の表情は険しげだけどダンス中の笑顔がとても好き。いたずらっ子みたいで可愛らしい。学校にいたら性別年齢の隔てなく友達が多そう。

 

佐野玲於さん

<Before>

 舌出しがちその2。カラフルなセットアップにジャケット、サングラスの衣装が強くてとても最年少とは思わなかった。あの恰好が何かに似ているんだけど出てこない。

<After>

 マイペースで欲に忠実、だけどとてもダンスが上手くて堂々としている。番組中に眠くなったり遊び始めたり、たぶん皆が言わないよう我慢してるところを「飽きた~」とか言っちゃうところ、最初は「若いな!」と思っていたけど今では魅力のひとつにしか映らない。私服というか、装いすべてがオシャレ。メインで映っているのではないとき、何を考えているのか(何も考えていないのか)分からないような無表情でどこかを見ているお顔が美しくて感動した。ホクロも夜空に輝く北斗七星に見える。時折漂わせる色気が驚くほど大人。

 

関口メンディーさん

<Before>

 なんとなく親しみを持てる。背がとても高く、体が大きい。

<After>

 最年長でもイジられがち、だけどエキゾチックな魅力はとてもセクシー。これで性格までクールでカッコイイ一筋だったらきっと近寄りがたいから、それを打ち消して柔らかさを出すために神様が今のポジションを与えたんだと思う。一度認識したら絶対忘れない容姿は彼の絶対的な武器になっているだろうし、初見の人がGENERATIONSをパッと見たときに抱く印象のうち、3割くらいは彼ひとりで作り出している気がする。ダンスでの手足の振りが大きくて、彼のパフォーマンスを間近で見たら圧倒されてしまうと思う。

 

中務裕太さん

<Before>

 Mステでダンスが上手いって言われてた。GENERATIONSの振付してるらしい。この人がリーダー?

<After>

 パフォーマンス中とそうでないときのギャップが激しい。普段は割ともの静かで表情少なな印象が強いけど、ダンスが始まると表情筋も手足も体もめちゃめちゃ動くから、つい魅せられ引き込まれてしまう。そんなギャップといいメンバーカラーといいアーティスティックなところといい、なんとなく嵐の大野くんを彷彿とさせる。だからリーダーと思っていたのかも。白濱さんが写真集で述べていたとおり、雰囲気は犬(個人的には大型犬)のよう。静かで表情少なって書いたけど、楽しいときはとても楽しそうにしていて、見ていると笑顔になってしまう。そっとした気遣いに優しさが滲み出ている。

 

白濱亜嵐さん

<Before>

 とにかく顔が良い。性格も良さそう。どんなに頑張っても目が離せない。

<After>

  推し。他メンバーのこともある程度知ったうえで、それでも白濱さんが私の最推しであることは変わらなかった。何から述べて良いか分からない。目が白濱さんを追ってしまう。ちゃんと話している人の方を向いていることが多くてすごい。そういう性格ももちろん素敵だけど、ひたすらに顔が良いというのも正直な感想です。そもそも彼にオチたきっかけが顔という怒られそうな理由なので……。写真集は「この顔が好きなときに好きなだけ見られるなら2,000円なんて実質無料」と思いポチった。オタク界隈で「実質無料」という表現は頻繁に聞くけど、今までの私は「いや無料言ってるけど普通に有料じゃん」と思っていた。違った。実質無料です。むしろ安すぎて0の数確かめた。届いた写真集は最高でした。本当に顔が良い。でも、どんなに顔が良くてもそれをさらに魅力的に見せ輝かせるのは彼自身の人柄が一番の理由だということも、私は同時に信じている。自由な熱と冷静な思考を絶妙なバランスで抱いているのだろうけど、基本的にいつも楽しそうにお仕事をしていてこちらも楽しい。推しです。

 

 GENERATIONS、歌はもちろん素敵だけど、歌だけ聞いても白濱さんは見えないのが切ないところ。ダンスを延々見ていたいし、動画をスマホに落として持ち運びたい。ライブDVDはスマプラ対応してるんですよね。MVも対応してくれ~~MVじゃなくて踊ってるだけの定点カメラでもいいから……お願い……。

 この記事は『BEST GENERATION』のMV集を流しながら書いたので、最後に「こんなものが存在していいのか!?」と震えたMVを貼ります。(YouTubeにあるのは途中までですが!)

 


GENERATIONS from EXILE TRIBE / 「涙」Music Video ~歌詞有り~

 

 こんなMVただの乙女ゲーじゃないですか?? 全女子の全願望を集めてて、考えた人グッジョブすぎる。私のなかのガチ恋夢女子が騒いでいる!

 私だってメンディーさんと背比べしたいし肩車されたいし、片寄さんに手を包まれて背中越しにピアノ教わりたい。小森さんと波打ち際で戯れたいしインスタ映えする写真撮りたい。寝ている佐野さんを起こして眠そうにされたいし、中務さんにおでこコツンされたいし髪の毛乾かしてもらいたい。数原さんが寒そうに喫茶店の前で佇む姿を遠くから見ていたいし、本読んでるところを後ろから覗き込まれたい。白濱さんと至近距離で見つめ合って頭撫でられたいしイルミネーションの中で手を繋ぎたい!! 別れたあとあんな風に切なげにされたい!!!

  MVといえば、『Y.M.C.A.』の冒頭でセクシーな女の子相手に手を泳がせちゃう白濱さんの可愛さやばくないですか? 女性の体を包むように手を動かす数原さんの横でふわふわワタワタしちゃう白濱さん可愛い。これが天然でも計算でも素晴らしい。

 


GENERATIONS from EXILE TRIBE / 「Y.M.C.A.」Music Video ~歌詞有り~

 

 GENERATIONSなんて一生好きにならない系統の芸能人だと思っていたけど、まさに「先入観を脱ぎ捨てたら Change the world」ですね。はあ~話題が尽きない。楽し~~~~!!!

 

 

白濱亜嵐の顔にオチました

 

 きっかけは記憶にない。録り溜めていた音楽番組を見ていたらいつの間にかオチていた。

 

 実のことを言うと、GENERATIONSのことはよく知らなかった。というかそもそもEXILE TRIBE系列のことも分かっていなかった。「三代目J Soul Brothersの“三代目”ってなに? 初代も二代目もないじゃん(笑)」みたいな。みんな同じ顔に見えるし、完全にアイドルグループを見るおじいちゃんと同じ。それがどうしてこうなってしまったのか。経緯と理由は私が知りたい。

 

 定かでない記憶をたぐり寄せながら思い出すと、おそらく最初に脳が彼を認識したのは2月2日放送のMUSIC STATIONだ。でも今見返してもどこが引っかかったのか分からない。『Y.M.C.A.』の「ヤングマン 今翔びだそうぜ」のとこの笑顔がドストライクだったのかなあ。あと腹チラ……。「あ、私この人の顔好き」たぶん天啓。この赤チェックの人だれ!?が始まりで、白濱亜嵐という名前を知るに至った。

 幸いなことに我がレコーダーには他音楽番組も残っていたので、彼の顔を見たいがために昨年末までさかのぼった。具体的には、昨年12月22日のMUSIC STATION。この回の白濱さんめちゃ良くないですか? なにがって、パフォーマンス前の、タモリさんとのトーク部分です。学校の教室で一緒にいても絶対関わらなさそうに見える属性の人たちの交流に熱くなるのはオタクの性って信じてるんだけど、岡崎体育さんっていう、GENERATIONSとは対極みたいな位置にいる人と隣になってる彼めちゃ良くないですか??

 タモリさんの紹介に合わせてちゃんと岡崎さんの方に笑顔と視線を向け、岡崎さんのトークに笑うときはちゃんと本人の方を向く。トレーナーに話題がいくと手を添えて紹介の一助になる。しかもちゃんと体の向きまで変えて。そしてトレーナーをアピールするために岡崎さんが取ったポーズを笑って真似。あ、この人いい人ですわ。

 あとこれは一要素でしかないんだけど、彼の衣装もすごい好きなんですよね。ゆったりしただぼっとシルエットの洋服がとてもお似合い。黒スキニーを履いた足の細さすごいのに、脱いだら筋肉質って聞いてときめきが止まらない。見た過ぎる……。

 

 疑問に思ったことはすぐGoogle先生に訊くタイプの現代っ子なので、Wikipediaを読んで白濱さんが映画『ひるなかの流星』に出てたことを知った。まじか~~見よう~~! 少女漫画原作の恋愛映画なんて総じてつまらないと思っているので、例にもれず『ひるなかの流星』をCMで見ていたときも一切興味なかったのに。見るわ。レンタルして見るわ。白濱さんの顔を目当てに見る。ストーリーを知らないけど、たぶんこれはフラれる側の役だよね? やばいめっちゃ見たい。好みの顔がフラれている様を見たい。

 

 今回の白濱亜嵐ショック(今名付けた)はリアルに昨夜の出来事なので(マジで)、GENERATIONSの他メンバーをまだ認識できていない状態なんだけど、彼らを勉強するのにおすすめのものが何かあれば知りたい。今は手持ちの録画で彼らが出ているところをひたすら繰り返し見ている。なんとなく他の方々の顔も憶えてきたけど、やっぱり白濱さんがひたすらに好みの顔で目が奪われてしまう。重症らしい。

 


GENERATIONS from EXILE TRIBE / 「BIG CITY RODEO」Music Video ~歌詞有り~

 

 

 

5-3=2

 

 東方神起が再始動してから最初のライブツアーが終わり、2週間弱が経った。

 ドームいっぱいに広がるペンライトの赤い光。

 その中のひとつが私だった。

 

 東方神起という名前を全く聞いたことがないという人は、もうあまりいないのではないかなと思う。

 周囲の人に「東方神起のライブに行く」と言うと、何人かから「人数減っちゃったとこ?」と返された。間違っていない。「そうそう」と笑いながら「2人になってから結構経つんだよ」と返事をし、具体的にどれくらいなのかは自分でもよく分かっていなかった。調べたら7年前だった。もうそんなに経つのか。

 

 最初に好きになったとき、東方神起は5人だった。誰が推しとかはあまりなく、5人の歌やパフォーマンスが好きだったし、5人がみんなで楽しそうにしているのが好きだった。お金の無い学生なりにシングルやアルバムを買っていた。ライブDVDを見ていた。実際にライブへ参加したこともある。

 めちゃくちゃ熱中していたというほどではないけれど、好きだった。

 

 だから、5人が2人と3人に分かれ始めたときのことは憶えている。様々な事実と憶測がファンの間で流れて揺れて、不安とか悲しさとかそれでも信じたい気持ちとか、激励するように懇願するように、5人を好きな人たちが色んなことを言った。

 そんなときに発売された曲は、まるで腫れ物に触るように作られているみたいだった。何も無いわけがないことは向こうもこっちも分かっていて、なのにまるでこれが今までと同じ普通であるかのように差し出してきた。

 ああもう多分色んなことがダメなんだろうなと、思ってすぐ、5人は活動を止めた。

 

 5人が2人になって、もう7年が経っているらしい。

 5人の東方神起が好きだったから、2人になってからの東方神起を応援しつつも、以前ほどは興味が持てなかった。新しい活動が始まるまで少し時間が開いて、その間に別のことへ関心が移っていたというのもある。

 東方神起の名前をまた聞けたこと、そのとき見ていたドラマの主題歌に復帰後初の曲が使われたこと。安心したし嬉しかったし、曲も聞いたしテレビに映る姿も見ていたけど。なんならライブにも誘われて行ったけど。自分で買ったことはなかったなあ。だから実感が無かったのかもしれない。

 

 2人の兵役のため、東方神起が二度目の活動休止をしたのが2年半前。

 私の近くにいた2人のファンは、兵役の間も熱心に2人を追ってはニュースを届けてくれていた。お休みの日にどこへ行ったらしいとか、成績が良くて表彰されたらしいとか、色々。でも私は別段興味がないので、ふうんとかへえとか、そんな態度。そうやって曖昧な返事をしている2年半の間に、2人の彼らはめちゃくちゃ恰好良くなって帰ってきた。

 

  10月のミュージックステーションで見た『Why? (Keep Your Head Down)』は本当に本当に衝撃的で、何のためらいもなく彼らが好きだと思った。曲の最初、ふたりが向き合って手を合わせるところ。一瞬見せた笑顔をすぐに曲の世界へと戻したユノ。そんなユノを優しい笑顔で見返すチャンミン

 パフォーマンス後、タモリさんの後ろで嵐のメンバーが何やら褒めていてくれたのも嬉しかった。嵐の皆さんありがとう、東方神起を褒めてくれて。

 

 ライブツアーにも参加した。分けてもらったチケットは東京ドームのアリーナ席。今までこんな良い席だったことはなく、初めて間近で2人を見た。初めてこんなにライブが楽しいと思った。歌もダンスもすごい。かっこいい。きれい。そして私は私の変化に気付く。東方神起が5人だった頃の曲を、5人がばらばらになってしまってから聞かなくなっていた曲たちを、私は懐かしいと思っている。

 Survivorのここ、元はユチョンが歌ってたなとか。Rising SunのMVを撮るとき、ジェジュンは足を怪我してたんだよなーとか。一人が躍ったダンスを真似するライブ恒例のSummer Dreamの流れ、いつもジュンスが最初だったなぁとか。MVのメイキングではプールに投げられてたんだよね。すごく楽しそうだった。

 

 思い出すままにいくつか5人だった頃の東方神起の歌をさかのぼり、そしてJYJの歌を聴いた。『W』。

 とても好きな曲だ。きらきらと綺麗で切ないメロディ、優しいのに切なくなる歌声、美しくかさなるハーモニー。どれもがとても好き。でもあの頃、深夜にベッドの中でこの曲を聴いた私は確かにこう思っていたのだ。「どうしてこの曲を歌うのが3人なんだろう」。これはあなたの歌だよと捧げるべきは2人の方なんじゃないか。これを歌うのは、この歌詞をことばとして発するべきなのは、2人が正しいのではないか。私は残された2人にこの歌を歌ってほしかった。

 まあ、そんな2人が引っ提げて帰って来たのは『Why? (Keep Your Head Down)』、これ以上ないアンサーなんだけど。

 

 

 最初に好きになったとき、東方神起は5人だった。誰かひとりでも欠けたら東方神起じゃなくなると思っていた。けれど、5人は2人と3人になってしまった。きっと私は奥底のところでその事実を受け入れていなかったんだと思う。5人の東方神起に戻ってほしいと思っていた。

 だけどもういい。彼らがまた5人揃うことはないだろう。東方神起が5人だったのは昔のはなし。3人が戻って来たところで以前に返るわけじゃない。今の東方神起を作っているのはユノとチャンミンの2人で、それは5人だったときの東方神起とは別物だ。

 

 

 3人には元気でいてほしいと思う。それぞれが活躍し、彼らを愛する人に愛され、幸せでいてほしいと心から思う。

 でも、もうあなたたちを追いかけることはないだろう。

 

 道が分かれ始めたときの5人って、今の私とほとんど同じ年齢なんだ。もっとお兄さんのような気がしてたよ。

 こうして見ると、若いなあ。みんな楽しそうだなあ。忘れそうになってたけど、ほんとに好きだったんだよ。ばか。

 

 

 

 

 5人を好きだった気持ちは、2人を好きな今の気持ちとは違うところに残っている。だから昔の歌も懐かしみながら聴くし、これから新しい曲が作られていくのも楽しみにしている。

 昔の好きと今の好きをちゃんと分けられるようになるまでに7年もかかってしまった。だけどまた好きになって良かった。時間が経つって悪いことばかりじゃない。あれから7年経った東方神起は、今もサイコーにかっこいい。

 

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